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ジャズやフュージョンなどではすっかりおなじみのサクソフォンが、クラシックの分野でも活躍してきたことをご存じでしょうか?たとえば《展覧会の絵》の「古城」で聞こえる甘い音色、それはアルト・サクソフォンによるものです。ひとたび知ってしまうと、たちまちその魅力にとりつかれてしまう魔性の楽器、サクソフォン。第1回はクラシックにおけるサクソフォンという楽器について多角的に、しかしコンパクトにお話し、第2回には、わが国を代表するサクソフォン奏者須川展也氏のご協力を得ながら、実際に魔性の音色をたっぷりとお楽しみいただきます。
■講座内容
誕生してまだ150年ほどのサクソフォン。「ジャズの花形楽器」として広く知られていますが、じつはクラシックの分野でも、近代のフランスを先がけに、20世紀をへて現在にいたるまで、数多くのすばらしい作品が生まれてきました。いつでも彼ら作曲家たちの心をとらえたのは、サクソフォンの美しい音色と、テクニカル面でのあまりある可能性でした。またそうした魅力を伝えつづけてきたのが、各時代のサクソフォン奏者たちにほかなりません。ここではクラシック音楽におけるサクソフォンを軸に、これまでにたどってきた道のりを振り返りつつ、これからのサクソフォンについても目を向けてみたいと思います。
そしてさらに次週には、今回の内容をふまえたコンサートを、世界を舞台に活躍中のサクソフォン奏者須川展也氏の演奏でお楽しみいただきます。

■緒方英子さんのプロフィール
東京都生まれ。5歳からピアノを、13歳から中学校の吹奏楽部にてサクソフォンを始める。都立小石川高等学校入学後、サクソフォンを宗貞啓二、須川展也両氏に師事。東京藝術大学音楽学部器楽科にてサクソフォンを学んだ後、フェリス女学院大学音楽学部楽理学科および大学院音楽研究科創作表現専攻にて、作曲を岡島雅興氏に師事し、サクソフォンに関する研究および作曲を行う。在学中よりCDやリサイタルなどの曲目解説や、『バンドジャーナル』(音楽之友社)などの雑誌において取材・インタビュー記事を、東京新聞「お薦めクラシック」、『レコード芸術』(音楽之友社)などで新譜紹介を手がける。現在、J-WAVE「MARUNOUCHI
Classy cafe」のHPでエッセイ「クラッシー千夜一夜」を連載中。著作に『知ってるようで知らないオーケストラ楽器おもしろ雑学事典』(ヤマハ)、共著に『200CD吹奏楽名曲・名盤〜魅惑のブラバン』(立風書房)がある。
*J−WAVE『MARUNOUCHI Classy cafe』のウェブサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/classycafe/ |