沢 良子先生 沢 良子先生

<三井不動産S&E総合研究所 協賛講座 >

近代美術を読み解く Part2
 〜ピカソは天才か、難解か?〜

■日時

5月16日(金) 18:30〜20:30 

■講師 沢 良子先生(東京造形大学・教授)
■定員 20名 
■場所 WF−MOCラウンジ
■参加費 500円(ゲートシティ大崎入居企業にお勤めのWF-MOC会員の方)
1,000円(三井不動産が運営するビルにお勤めで、WF-MOCメルマガ登録の方)

*受講キャンセルに関しましては下記をご覧下さい。
⇒ http://www.wf-moc.net/kiyaku-cancel.html


講座内容

第1回目の「近代美術を読み解く」では、パブロ・ピカソの91年にわたる生涯を紹介しました。一見難解なピカソの作品も、その人生と重ね合わせてみると、ある部分までは理解できるということを理解できたのではないかと思います。

今回は、さらにピカソの作品に踏み込み、現在「美術」と一般的にいわれる領域が、私たちの生活と無縁ではないことを見ていきたいと思います。


1907年、ピカソはその後の20世紀美術を大きく変革したと評価される一枚の絵を完成させます。「アヴィニヨンの娘たち」と題された作品です。この作品が講座内容の中心となりますので、ここでは詳しくは述べませんが、キュビスムという造形思想を生み出したこの作品は、果たしてピカソの豊かな、そして「天才」といわれる創造力からだけ生まれ得たものなのでしょうか。講座では、「アヴィニヨンの娘たち」が制作されるさまざまな影響関係を見ていきます。

「アヴィニヨンの娘たち」は、19世紀末から20世紀初頭にかけての社会が、大きな変化を遂げた状況と深く結びついています。「アヴィニヨンの娘たち」を生み出した造形芸術の状況、「アヴィニヨンの娘たち」から生み出された造形芸術の状況には、19世紀末の写真表現の確立に代表される、人間の視覚の変化が関わっていることを中心にお話ししたいと思います。

特に「アヴィニヨンの娘たち」から生み出された造形芸術の状況には、20世紀のデザインに対する考え方までふくまれていきます。プラハの町に建設された「キュビスム建築」(図1「黒い聖母の家」J.ゴチャール 1912)や、デザイン学校バウハウスの校舎(図2 「デッサウ・バウハウス校舎」W.グロピウス 1926)に代表されるような、現在ではあたりまえの建築デザインの考え方も、キュビスムに無縁なものではないのです。

以上、この講座では、1930年代くらいまでのピカソの作品をたどりながらその芸術的意味、社会的意味などを読み解いていきます。また、ピカソがデザインの世界にまで及ぼした影響についてもお話ししていく予定です。





黒い聖母の家
 
バウハウス校舎



沢 良子先生のプロフィール

早稲田大学文学研究科芸術学美術史・博士課程満期退学。
研究テーマはドイツ・日本の1920-30年代建築。
大学では建築史、デザイン史、美術史を担当。
2007年2月『タウトが撮ったニッポン』(酒井道夫、平木収共著)が刊行された。
趣味は音楽(鑑賞および少々演奏)、映画・芝居見物。大の犬好き。



講座履歴

・2008.2.21(木)
近代美術を読み解く  〜ピカソは天才か、難解か?〜
http://www.wf-moc.net/detail/080221.html



近代美術を読み解く
 〜ピカソは天才か、難解か?〜


5月16日(金)  

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